生活保護の原理、生活療法、清拭、精神衛生法

生活保護の原理とはどのようなものですか?

生活保護の原理というのは、
生活保護法に示された、
生活保護制度の解釈と運用の基本となるものをいいます。

 

具体的には、次の4原理があります。

 

■生存権保障の原理 
■無差別平等の原理
■最低生活保障の原理 
■補足性の原理

生活療法とはどのようなものですか?

生活療法というのは、
長期入院・療養により、
社会生活から隔絶していた人に対して、

 

日常生活の指導および自発性の回復を目的とした
働きかけのことをいいます。

 

この生活療法には、次のようなものが含まれます。

 

■生活指導 
■作業療法 
■精神科リハビリテーション 
■レクリエーション療法

清拭とはどのようなものですか?

清拭というのは、
入浴することができない要介護者に、
体の清潔を保ち、気分転換をするために、
暖かいタオルなどで体をふくことをいいます。

 

なお、この清拭には、次のタイプがあります。

 

■全身清拭
・体全体をふくものです。

 

■部分清拭
・手、足、陰部などの体の各部をふくものです。

 

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精神衛生とはどのようなものですか?

精神衛生というのは、
かつて、精神障害の予防と治療を主たる目的として、

 

発生予防、早期発見、早期治療、再発防止、
リハビリテーションなどを広く社会的に推進する、
という意味で用いられていた概念です。

 

そして、この精神衛生という用語は、
1950年の精神衛生法の制定以来使用されていました。

 

しかしながら、精神衛生法が
1987年に精神保健法へと改正されたことに伴い、

 

現在ではより広義の国民全体の精神的健康の向上を図る、
といった意味合いの
「精神保健」という用語が使用されるようになりました。

精神衛生法とはどのようなものですか?

精神衛生法というのは、
1950年に、当時の精神衛生という概念の下で、

 

精神障害者に対して、適切な医療・保護の機会を
提供することを目的として制定されたものです。

 

これにより、次のようなものが規定されました。

 

■都道府県における精神病院の設置の義務付け
■精神衛生鑑定医制度
■措置入院制度...など

 

なお、その後、1987年に精神保健法へ、1995年に
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(精神保健福祉法)
へと改正されました。

 

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